枝の切り方とハサミについて

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枝の切り方とハサミについて

 

どんなハサミを使えばいいの?

 どの枝を切れば良いか分かっていても、どのように切れば良いのか?

何を使えば良いのか?が理解していないと上手く剪定することはできませんね。では剪定する前に必要最低限の道具を確認してみましょう。

 植木職人が使うハサミだけでも種類が沢山あります。植木鋏、剪定鋏、刈り込み鋏、片手刈り込み鋏、剪定のこぎり、太枝切り鋏、芽切り鋏など細々したものを入れるとキリがありません。

しかも全てのハサミを腰にぶら下げると動きが悪くなります。

 特に家庭で使用する分には2つだけ揃えていれば基本的な剪定は大丈夫でしょう。

どれが必要でしょうか?

剪定鋏(せんていばさみ)または植木鋏(うえきばさみ)

そして剪定のこぎりです。

剪定鋏植木鋏はどちらが良いのでしょうか?

少し用途も違いますが結論から言うとどちらでもいいです

あえていうならば最初は扱いやすい剪定鋏慣れてくれば植木鋏となります。

まずは3つの道具の役割をお伝えします。

  1. 植木鋏(うえきばさみ)
  2. 剪定鋏(せんていばさみ)
  3. 剪定鋸(せんていのこぎり)

①植木鋏(うえきばさみ)

 植木バサミは日本の歴史においても古くからから使われている鋏です。

 刃先が尖っていて、両刃で切るので切り口が美しいです。細かな作業や繊細な枝 の剪定に向いています。しかし太い枝は苦手とします。職人さんがパチパチと枝を 切る音はほとんど植木バサミの音となります。刃は縦の力は強いですが横から力が加わると弱く直ぐに刃が欠けますので御注意を。片手で切れないものは剪定バサミでは切りましょう

※下の鋏は私が現在使用中の岡恒さんの植木鋏です。質も良く耐久性も切れ味も良いものです。植木を切っていくと刃が汚れ茶渋が付いてきます。よく使うのがアルスさんの刃物クリーナーです。いろいろ試してきましたがこれが一番よく落ちます。そのあと椿油か、注油しておく刃が長持ちします。

②剪定鋏(せんていばさみ)

 バネ付きのハサミです。切り刃と受け刃で枝を切ります。刃は曲線を描いていますので、植木バサミよりも力が入れやすく直径1-2センチ程の枝も簡単に切る事ができます(木の種類による)

しかし刃先が大きいので、奥まった枝や繊細な剪定は苦手とします。切る音はザクっザクっという感じです。ハサミにはバネが付いていますの手が疲れにくいですね。刃物全般に言えるのが横の力には弱いです。硬い枝を力一杯捻りながら切ると刃が欠けて切れ味が落ちます。最悪修正不能になる場合もあります。両手で力を入れなければ切れないものは剪定のこぎりで切りましょう

※下の鋏は私が現在愛用中の二本アルスさんの剪定鋏と岡恒さんの剪定鋏です。高くもなく安くもなく使いやすく手が疲れずメンテナンスもしやすいものです。毎日仕事で使ってきちんとメンテナンスさえしていれば二年は普通に使えています。極度に安いものは直ぐに壊れますのでご注意を。

 ③剪定鋸(せんていのこぎり)

剪定バサミでは切れない枝や幹を切ります。

折り曲げタイプとストレートタイプがあります。個人的にはコンパクトに収納できる折り曲げタイプが好みです。ストレートタイプの場合刃も長く堅固ですが木に上り下りする際引っ掛かり邪魔になる場合があります。脚立に引っ掛かり転倒の危険性があるので御注意を。刃の形状もストレートタイプと湾曲タイプがあります。湾曲タイプの方が力が木に伝わりやすいので扱いやすいです。

切り方について

剪定鋏

柔らかい枝であれば簡単に切れますが、少し硬い機などは普通に力を加えても切れない場合があります。写真のように上の方か下の方に力を加え回転させながら切ってみてください。切りやすい方向でいいですので切ってみてください!切りやすくなったと思います。

注意としては先ほども述べましたが、刃物は横の力に弱いです(例えば自転車の車輪や車のタイヤも横の力に弱いです)。ですので切れないからといって鋏をネジりながらグイグイ力を加えると刃が欠けます。

また、両手で力を加えないと切れないものを切ろうとすると刃こぼれや鋏の劣化を早めますのでノコギリに譲ってください

そしてもうひとつ。枝に対して垂直に切るより、角度を付けて斜めに切ると更に切りやすくなります。是非試してみてください。

剪定鋸

ノコギリで枝を切る時は大小問わず、ノコギリを手前に引くときに力を入れ前に戻すときは軽く添える程度に戻すと、無駄な力を使わず効率よく木を切ることができます。

少し大きめの枝を切る際は上の図を参考にしてください。②からいきなり切ると①あたりの下側の皮がめくれて木を痛めます。まずは①のように下から三分の一程度切込みを入れます。その後②を一気に切り取ります。そこで皮がめくれても①で止まるでしょう。そして最後に③を一気に切り落とします。これは太めの枝を切る際の基本的な剪定方法ですので覚えておくと良いです。

以下はお庭の手入れに関する話題です。参考にしてみてください。

なぜ剪定が必要?いつ切ればいいの?

お庭の作業ブログの趣旨

枝の切り方とハサミについて

鋏の種類と切り方について

どこの枝を切れば良いのですか?