職人が選ぶー家庭で使える道具一式

目次

職人が選ぶ家庭で使えそうな道具を一挙公開

 お庭の手入れをする上で欠かせないのが道具です。道具がなければ思い通りの作業をすることが難しくなることでしょう。そして何を買えば一番良いのか迷う事はないでしょうか?

皆様のガーデニング、お庭の剪定や管理に役立ちそうな道具を集めてみました。

どんな道具が必要なのでしょうか?

 家庭のお庭で作業する分には、プロの職人が使っているような大掛かりなものは必要ないと思います。だからといって安物で代用するのは費用面、安全面、消耗速度を見ても非常に危険です

 お勧めするのは高級なものは必要ないですが安定した品質のものを良く選んで購入することです。

本職の私が使ってた、もしくは現在使用中の道具で基本的に良かったものを参考までにお伝えします。良くないものは挙げません(一個人の意見ですのでこれが正解とは言えないのでご理解ください)

植木の剪定用

剪定鋏

詳しくは鋏の種類と切り方について】で扱っています。

植木鋏

詳しくは鋏の種類と切り方について】で扱っています。

剪定のこぎり

詳しくは鋏の種類と切り方について】で扱っています。

高枝切り鋏

高木で手が届かない枝を切りたい!果実を採りたい!と思うことはないでしょうか?

 脚立に無理に登っても転倒の危険があります。そのような時は高枝切り鋏をお薦めします。枝や果実を切っても落下防止ストッパー付のものが良いです。柑橘系や柿など落下させたくない場合は非常に便利です。私たち職人も、剪定後の手直しで飛び抜けている葉っぱや枝を切る時に重宝しています。ただ上を向いて手を伸ばして使用するので肩こりや長時間の使用は注意した方がいいですね。

太枝切り鋏

 剪定鋏では切れない枝ノコギリやチェンソーを使うまでない枝ってないでしょうか?剪定枝をまとめてゴミ回収に持っていってもらうためにも小さくする必要があります。そのような時は太枝切り鋏を使いましょう。無理な力も必要なく簡単にサクサク切れます

チェンソー

 チェンソーも種類がいっぱいあります。本職の方は作業効率と馬力優先のためエンジン式が必須となります。家庭の場合はバッテリー式か電気式をお薦めします。種類が豊富でたくさんありますのでお好みを選ばれると良いと思います。

チェンソーの目立て(刃の研ぎ方)使い方やメンテナンス方法は別の記事でご紹介します。

生垣の刈り込み用

ヘッジトリマー

 生垣を刈り込むのに非常に役立ちます。刈り込み鋏でも可能ですが時間的にも仕上げ的にも効率が良いでしょう。

刈り込み鋏

 種類も豊富でご自分の手に合ったもの選ぶと良いと思います。柄が短いもの、伸縮式のもの、葉刈り専用などです。家庭用でしたら万能の一般的なサイズの刈り込み鋏でも良いでしょう。使用後はメンテナスさえしていれば長く使えると思います。

芝生の管理用

芝刈り機

 芝刈りの方法は各家庭によって様々です。刈り払い機、電気式の芝刈り機、バッテリー式のもの、手動式で刃が回転するもの、エンジン式の芝刈り機があります。

職人は作業効率アップのためエンジン式のものを使用しますが、庭が広くない限り電気式やバッテリー式、手動式のもので賄えます。

エアーレーション

 芝生を長年育てていると時間と共に土が硬くなり根も元気がなくなります。

年に数回程度、芝生に穴を開け根を切り、空気と肥料を入れることにより根と土が活性化され芝生も元気よく育ちます。

家庭の庭ですと簡単にできる穴あけ機があります。多少体力は使いますが運動にもなりますので試してみてください。

雑草抜き

 雑草を抜く際芝生の間に生えてくる雑草は気になりますよね?手で抜こうと思っても上だけ抜けて根が残ってしまう場合があります。簡単に抜き取れる道具が有れば簡単に取れます。地道な作業で大変だと思いますがその努力がキレイな芝生につながります。芝生は手をどれだけ入れたかによって結果が出ます。何もせずに緑の綺麗な芝になる事はありません。手入れが楽だから芝生にするという方は考え直した方が良いかもしれません。芝の手入れは手間が掛かります。

お掃除用

熊手

枝葉をザックリとかき集めます。お近くのホームセンターで買うのが安いです。

竹ぼうき

道路やアスファルト、コンクリート面での最終仕上げの掃除に効果的です。お近くのホームセンターでお求めください。

チビ熊手

熊手の小さいもので、通常の熊手が入らない生垣の奥の方や隙間に挟まった小枝や葉をかき集める際効果的です。竹製の熊手もありますが耐久性はこちらの方があります(個人的な使用結果)

てみ

塵取りのようなもので、ゴミを一時的に集め、ゴミ袋(フゴ袋)に入れます。掃除の際に一つあると役立ちます。

フゴ袋

植木ゴミなどを集めたものを入れる袋。市町村の指定の袋に入れる方は、そちらの方に入れることもできます。

ブロワー

職人は掃除の仕上げにブロワーを使い小さなゴミを一箇所に集め綺麗に仕上げます。公園やマンション、街路樹にあたりで熊手で一生懸命枝葉をかき集めている方を見るとブロワーを貸してあげたいという気持ちになります。一気に一ヶ所にゴミを集めることができますので時間も体力も使わず効率が良いです。ただ家庭レベルではどうか?と考えるとあれば良いし無くても良いかなという感じです。作業クオリティーを望まれる方は試してみてください。

その他の機材、道具

消毒用噴霧器

家庭用ですと持ち運びがしやすくコンパクトタイプが良いでしょう。4ℓくらい入るもので十分だと思います。手動ポンプ式と電動式などがあります。電動式はポンプを押す労力が減るので手が楽になりますが若干重くなりますのでご注意。

除草用噴霧器

消毒用と除草用は分けたほうが無難でしょう。消毒剤が残っている事もあったりする場合、消毒ようとして使用すると木を枯らす危険があります。ご注意を。除草剤噴霧器も持ちやすい重さので良いでしょう。目安は4ℓ程度よいと思います。

猫車

これは必須ではなくあれば良い物です。荷物の運び出しに効果的です。重くなった植木ゴミや道具を乗せて運ぶと効果的です。

ビニールシートまたは防炎シート

植木ゴミなど持ち運ぶのが困難な場合、シートの上に乗せ引きずる事もできます。また生垣刈込や剪定をするときに下のお花や植物を痛めないようにするため、または小さなゴミが入ると掃除が大変な場所には前もってシートを掛けておくと掃除がはかどります。

 以上、家庭向きに使えそうな道具の説明でした。紹介している道具は私が個人的に使用経験有のもですので一応使えると思います

道具の事で質問、疑問、庭の手入れの依頼などありましたら遠慮なくお問合せの方からご連絡ください。

関係する話題もありますので以下も参考にしてください。

鋏の種類と切り方について

どこの枝を切れば良いのですか?

なぜ剪定が必要?時期はいつ?